16. 余剰の法則:人や設備の余剰は在庫を減らす

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SCM18の法則

16. 余剰の法則:人や設備の余剰は在庫を減らす

エアコンや飲料は夏場に需要のピークを迎え月次単位で需要が供給能力を超えてしまうために前倒しで生産し在庫を貯める。年間の平均在庫が、生産設備資産をはるかに超えている場合がある。夏場に合わせた生産能力では冬場に設備や人が遊んでしまうと考えるのが、コスト至上主義の発想である。ところが在庫も同じ遊んでいる資産である。

 拠点政策をうまく反映した50億円の設備投資で年間平均在庫を70億円削減できれば20億円のキャッシュが浮くだけでなく在庫削減によるリードタイム短縮鮮度向上で市場競争力は倍増し売上強化につながるに違いない。

 設備投資は購入金額を各会計期間毎に減価償却費というコストへ配分・変換されるが、在庫は市場価値への評価替えが難しく、コストになりにくい。キャッシュフローから見れば在庫も設備もバランスシートの資産である。設備はコストになるから稼動率を上げないと無駄になると考えるが在庫には意外と無神経になっていることがある。

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