サプライチェーン18の法則の活用

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サプライチェーン成功の法則

サプライチェーン18の法則の活用

在庫を少なくしても欠品が生じないように業務の足腰を鍛えて速度を制御する能力を磨く「熟練」もサプライチェーンの重要な法則である。スピードはこの時代には経営力と言っても良い。

 初心者のドライバーは交通量が少なければ、十分な車間距離をとればなんとか渋滞をまぬかれるが、いつまでも長い車間距離での運転しかしていなければ教習所内でドライブするのと同じで実践的な運転技術は一向に向上しない。それと同じで、経営力が未熟でも充分な在庫があれば欠品を起すことなく業務を続行できるという点で在庫は痛みを感じさせない鎮痛剤であるが、経営力を麻痺させる麻薬であることも認識しておかなければならない。

 「サプライチェーン18の法則」はこのような比喩や事例を使いながら熟練や、組織変革に伴う抵抗をどのように解決すべきか成功の要因を抽出した試みである。

現場作業者の判断で作業速度の制御をさせて「ニンベンのあるジドウカ=自働化」と称してトヨタ生産システムを作った大野耐一氏は「気がついたらトヨタ式が出来ていた」といった。セブン・イレブンでは仕入は小売の意思であると言う思想のもとに本部仕入ではなく店舗現場での仕入判断に任せている。このような考え方は組織の集権経営の限界と自律神経と集中神経の組み合わせによる生き物として企業経営の組織論の有効性を述べた分散の法則である。又連鎖の統合や原価計算から受ける誤解、能力の余剰、又は冗長性が在庫の余剰を無くすなど「サプライチェーンの18の法則」としてモデル化することによって、時間の有効活用でキャッシュベースの収益性を上げるための企業毎の改善プログラム策定の仮説つくりに役立つと思っている。

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