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SCMの可能性を求めて

第3章経営戦略としてのサプライチェーンマネジメントと成功の為のプラクテス

おわりに

サプライチェーンマネジメントの可能性を求めて」と題して3回の連載の機会を頂いたERP研究推進フォーラム、「SCMリサーチ・レビュー」編集長 梅澤伊憲氏、並びに本連載をお読み頂いた読者の皆様に感謝を申し上げます。

サプライチェーンマネジメントの重要視点で経営分析する機会が多い現在、サプライチェーンマネジメントを意識しないで企業の収益性改善の仕事をしていた頃に比べて企業経営の仕組み、ダイナミックスをよりリアルに実感できるようになった。特に最近のデフレ不況の時期とサプライチェーンマネジメントのトレンドが重なったことが経営コンサルティングの仕事に深みを加えることが出来るようになったと考える。

サプライチェーンマネジメントについてはロジスティクスの専門家から、JITの専門家、そしてゴールドラットのTOC、ECR/QRの専門家を自称している大家まで様々な切り口から語られるようになった。

1998年4月に本テーマで最初の拙著「サプライチェーンマネジメント」(工業調査会)を出して今日本のメージャーな出版社から本テーマで出版された著作は10冊を超えているだろう。大事なのはブームではなく自分の会社がサプライチェーンの思想で力強く収益を上げて勝ちつづけることである。そのヒントを自社の得意技(ベストプラクティス)開発にどこまで生かすかがキーとなる。

本連載でサプライチェーンマネジメントの仕組みの基本原理をまとめたと思っている。だからといって読者の会社の収益性改善に即応用できるのは稀であろう。基本原理はあくまで考え方のガイドラインであり、各社それぞれの行動がある。
成功するかどうかは、関係者が自分の頭と心で真剣にまじめにどこまで考えるかによって決まる。本や講演ですべての回答が用意されていると考えるほど現実は甘くない。筆者は、著作、セミナー、講演、日経ビデオ監修などでサプライチェーンマネジメントをいろんな切り口から紹介しているがコンサルティングする顧客毎に新鮮な問題に直面している。ここで免許皆伝という境地はない。
1年後は更に別のメッセージをお伝えできるかもしれない。
(以上)

※ライターまで気軽にご連絡をどうぞ。

〔参考文献〕
サプライチェーンマネジメント」(工業調査会)
「図解100語でわかるサプライチェーンマネジメント」(工業調査会)

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