リアルタイム経営(ダッシュボード経営、コックピット経営)

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SCMの可能性を求めて

第3章経営戦略としてのサプライチェーンマネジメントと成功の為のプラクテス

リアルタイム経営(ダッシュボード経営、コックピット経営)

サプライチェーンマネジメントによる在庫・リードタイム削減は連鎖するサプライ業務のシンクロナイゼ―ションの程度によって実現することを本連載では多くのメタファーを使って説明して来た。
デマンドとサプライのシンクロナイゼーションとは自分でコントロールできないデマンドを標的にしてサプライ業務で追跡するようなものだ。車の運転やフライトのコックピットに喩えると目的地へのコース(デマンド)に方向と速度(サプライ)を調整するのと同じである。
リアルタイムで経営することは常に目を明けて連続的に変化するメーターを見て運転することである。計画と実行の単位が月や週の時間幅(タイムバケット)を持っているのが「バッチ経営」で、日々、又時々刻々に計画実行すと「リアルタイム経営」と言える。
先の運転に喩えればバッチ経営とは1時間に1回か10分に1回目を明けて運転するようなもので、1時間前や10分前の状況で運転するような間歇運転となり衝突(欠品)、車間距離(在庫)の無駄を作り「事故」を招く。

図33
リアルタイム経営とは時間間隔を短縮して状況を見るの(計測)と判断行動(制御)を同時並行で実行する事である。
図解したように限りなく連続のリアルタイムのサプライチェーンマネジメントは、そうでない場合に比べて過剰在庫と機会損失が大幅に削減できる。小口多頻度のサプライチェーンマネジメントシンクロナイゼーションのための方法論である。
一個流しが儲かる秘訣だという説があるがその根拠はシンクロナイズのメカニズムで説明可能になる。

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