APS(アドバンスド・プラニング・システム)ベンダーが火をつけた収益性向上の情報システム応用

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SCMの可能性を求めて

第1章生き残りの手段としてのサプライチェーンマネジメント

APS(アドバンスド・プラニング・システム)ベンダーが
火をつけた収益性向上の情報システム応用

図2

図2に事例として代表的なSCM、又APSベンダーが成功事例として発表しているのは従来のERPベンダーのマーケテイング用語よりもはるかに具体的に企業収益向上の目的に直結している。

デル・コンピュータ、ソレクトロン、キャタピラー、ジョンソン&ジョンソン、BMWなどでの数字を上げた成功事例をみると従来の情報システムのアピールがインテグレーション・分散化・グローバルスタンダード化などのなんとなく響きがいいが経営上の利益とは直接つながらない言葉の羅列が多かったのに比べて画期的な変化のトレンドを示している。「ほんとかよ?」、「なんで?」と言いたくなるようなマーケテイング用語に答えるのが実はサプライチェーンマネジメントの仕掛けがある。

しかし注意しなければならないのはソフト導入のみで果たして達成できるのかという当然の疑問である。サプライチェーンマネジメントのダイナミックスの本質を知り、しっかりとしたビジネスモデルを開発することで情報システムが生かされる。その点を理解しないでソフトウエアの導入をするのは建築家のアーキテクチャーなくしていきなり大工仕事をはじめるようなモノである。

本稿の目的は大工の技術論ではなく建築家のアーキテクチャー論である。それなくしてはこれらのAPSベンダーの仕事の成果もウヤムヤのうちに終わってしまう可能性が大きい。APSベンダーの健全な発展の為にも又ユーザー企業の利益の為にもビジネスシステムのアーキテクチャー論を、サプライチェーンマネジメントの可能性追求の一貫としてまとめて見たい。

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